特開2006-40220

【課題】 解空間のより一層効率の良い探索を可能にする。

【解決手段】 評価対象についての最適値を探索処理により求めていくメタヒューリスティックスを用いた最適値探索方法において、互いに直交する複数の多次元コードをそれぞれ初期値A1,A2として設定する。この設定された複数の初期値A1,A2からそれぞれ異なる経路で最適値の探索処理を行って各経路についての最適値G1,G2を求める。求められた各経路についての最適値G1,G2から最良値を選択して評価対象についての最適値とする。

前記探索ステップは、一定期間の解の遷移に関する情報を記憶したタブリストを参照して探索を行うステップであり・・・

特開2003-203151

【発明の名称】経営計画作成システム

【課題】 生産計画と生産に必要なリソースの運用計画業務が独立しているため、企業活動全体としての最適な経営計画の作成が困難であった。

【解決手段】 計算機により経営計画を作成するシステムにおいて、少なくとも計画作成期間と投資対象項目の入力が行なわれる入力機能104、投資対象項目に対する投資費用とリスク発生率との相関関係に基づいてリスク費用を計算するリスク費用計算機能107、指定された期間において投資対象項目に対する投資費用と前記リスク費用計算機能により計算されたリスク費用との配分を最適化調整して経営計画を作成する最適化機能106、及びこの最適化機能により作成された経営計画をもとに投資対象項目別に投資費用とリスク費用とを出力する出力機能108を備えている。

【0096】1980年代にF.Gloverにより提案されたタブ-探索手法では、このように現在の解より評価値の良い解がない場合でも、近傍の中から評価値のよいものを選択して探索を継続することができる。タブ-探索手法では、探索中に或る解から別の解に移動した場合にその移動に伴う属性(組み合わせの中で変更した変数)をタブリストに一定期間保持しておく。タブ-リストに登録された情報と評価値とを検査して次に移動すべき解を決定するため、同じ変数の操作による解の移動が繰り返される現象を防止することができる。

特開2001-211548

【発明の名称】発電計画作成方法および装置

【課題】本発明の目的は、発電費用を最小化できる発電計画を簡単に求めることが可能な発電計画作成方法および装置を提供することにある。

【解決手段】本発明の特徴とするところは,複数台の発電機に対し予め起動と停止の優先順位を定めておき、計画期間の電力需要予測値と予め定めた優先順位によって基準運転計画を作成した後に、複数台の発電機に対し予め定めた起動停止の優先順位を変更して運転計画を作成するようにしたことにある。

・・・制約違反の有無に応じて、発電機を分類する。この結果を計算結果記憶領域104の探索回数(i+1)の発電機の分類として格納する。また、選択されている手法がタブサーチの場合、探索回数iで目的関数が最小となった計画の履歴情報をタブリストに格納する。手法のパラメータ記憶領域1032に格納されているタブリスト長より、格納されているタブリストが多くなったら、最も古いタブリストの内容は削除される。

特開2000-250602

【発明の名称】総合特性最適化装置

【課題】 最適化された特性を単時間で制御対象に反映させることができ、また、演算も簡単になる総合特性最適化装置を提供すること。

【解決手段】 本発明に係る総合特性最適化装置は、所定の入力情報に基づいて制御対象の操作量に関連する出力を決定する通常制御用制御モジュールを備えた通常制御部と、前記通常制御用制御モジュールの制御パラメータをヒューリスティックスを用いた最適化手法を用いて直接最適化する最適化処理部とを有することを特徴とする。

・・・6.進化型計算+タブーサーチ
最後に、次に、最適化処理として進化型計算とタブサーチとを組み合わせた方法を用いた例について簡単に言及すると、このように、進化型計算とタブーサーチとを組み合わせることにより、進化型計算が生成し、かつ、淘汰した個体をタブリストに記録し、記録された個体の出現を禁止することによって、同じ個体を何度も評価することが無くなり、使用者に対する負担を減少させることができるようになる。

特開平9-37462

【発明の名称】電力系統構成作成方法及び装置

【目的】本発明の目的とするところは、電力潮流の制約を満たさない設備の電力潮流を変化させる系統切替を実施することにより、電力潮流の制約条件を満たす系統構成を作成することにより、電力系統の信頼度を向上させる系統構成作成方法及び装置を提供することにある。

【構成】本発明は、隣接系統状態作成部13により過負荷設備を含むループ設備を検出し、ループを構成する設備の停止又は使用状態を変更することにより、過負荷設備の潮流が変化する系統構成を複数作成する。作成した系統構成を系統構成評価部11で目的関数を元に評価し、最適な隣接状態の選択・格納部14で最も良い系統構成を選択する。これらの処理を繰り返すことにより、最適な系統構成の出力部15で最適な系統構成を出力装置に表示する。

状態変化の設備名称の組合せをタブリストに格納し、新規に状態変化を生じさせる場合、このタブリストにある設備名称の組合せを一時的に隣接状態から除くことタブサーチ法を用いる。