特開2003-203151

【発明の名称】経営計画作成システム

【課題】 生産計画と生産に必要なリソースの運用計画業務が独立しているため、企業活動全体としての最適な経営計画の作成が困難であった。

【解決手段】 計算機により経営計画を作成するシステムにおいて、少なくとも計画作成期間と投資対象項目の入力が行なわれる入力機能104、投資対象項目に対する投資費用とリスク発生率との相関関係に基づいてリスク費用を計算するリスク費用計算機能107、指定された期間において投資対象項目に対する投資費用と前記リスク費用計算機能により計算されたリスク費用との配分を最適化調整して経営計画を作成する最適化機能106、及びこの最適化機能により作成された経営計画をもとに投資対象項目別に投資費用とリスク費用とを出力する出力機能108を備えている。

【0096】1980年代にF.Gloverにより提案されたタブ-探索手法では、このように現在の解より評価値の良い解がない場合でも、近傍の中から評価値のよいものを選択して探索を継続することができる。タブ-探索手法では、探索中に或る解から別の解に移動した場合にその移動に伴う属性(組み合わせの中で変更した変数)をタブリストに一定期間保持しておく。タブ-リストに登録された情報と評価値とを検査して次に移動すべき解を決定するため、同じ変数の操作による解の移動が繰り返される現象を防止することができる。